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第2章-7:真相究明へ。1歩前進のG設計事務所調査報告書.2

平成10年11月4日提出

G建築設計事務所作成の詳細な調査報告書(前章参照)を受け取って約1ヶ月後の10月31日、前回の調査で詰められていなかった以下の2点につき、追加調査が実施されました。
(前回とほぼ重複するため、写真は省略します)

1:構造用耐力壁材のサーモプライ施工状況(輸入代理店から届いた資料をもとに)
2:屋根材金属板下の防水層確認

1について、釘打ち間隔及び防水テープ等は施工要領書の通りであるが、面材(サーモプライ材)と面材との継ぎ目の間柱部材が38mmX89mm(施工要領断面は45mmX105mm)の部材であり、部材の大きさとしては満足していない。つまり施工要領書に規定されている部材とは違ったものである。また、外壁下地材(石膏ボード)を止めている釘が漏水により、かなりの錆が確認され、軒先より雨水が浸透し、外壁材止めの縦胴縁を伝わって漏水している状況であると判断される。
2について、軒先屋根金物の直下には耐火野地板(合板)が見られ、その上にも下にも防水層は確認できなかった。前回報告のとおり、やはり防水層は施工されていない。

今回は短編でした。次へ